内視鏡の先端からホルミウムレーザーを照射し、肥大した前立腺を被膜から剥離して核出(くり抜くように切除)する手術です。ホルミウムレーザーは、そのレーザー特性から衝撃波を発生させることで前立腺組織の剥離が可能です。
くり抜いた前立腺はモーセレーターという機器で粉砕した後、吸引して体外に排出します。残存する前立腺組織が少なく、再発の可能性が少ないとされています。
TURPと比較すると、治療効果は同等である一方で、出血は少なく、入院期間と関係する尿道カテーテル*2の留置期間も短いとされています。但し、術後の尿閉や尿失禁などの合併症はTURPと同等の頻度で発生するとされています。
- 手術の所要時間
前立腺の大きさにもよりますが、ややTURPより長く、1時間から2時間程度。麻酔は下半身麻酔または全身麻酔となります。 - 入院期間
4-7日程度(患者さんの状態や医療機関によって異なります)
*2「尿道カテーテル」は、手術した箇所を保護するため、尿道に留置されます。